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  • 65.足の相


足を論ず

・足が大き過ぎず、小さ過ぎず、正しく豊かに観える者は、心が正直で良い僕(しもべ、=家来、部下)を得る。
 
・足が大きく不骨(ふこつ、=無骨、骨が無いよう)な感じに観える者は、心が賤(いや)しく、生涯発展しない。下相である。
 
・足が異常に大きい者、または異常に小さい者。足の甲が異常に高い者、または異常に低い者。以上の内の一相がある者は、生涯家(≒家業、家庭)が安定しない。また、子に縁が薄く、実家から離れて暮らす。
 


大指(=親指)の付け根内側にある出っ張った骨(図参照、第一中足骨骨頭の事)が高く張り出している者は、子に縁が薄い。老年(≒晩年)は大いに悪い。
 
・足は一身(=全身)の最下部にあり、百体の君臣(≒全身)を受けている(≒支えている)。ゆえに、奴僕の官であり、地を司る。あるいは老年とする。つまり、君(=天)が正しき時は、民(=人、地)も自ずと豊かである。